アダルトチルドレン(AC)8つの役割

アダルトチルドレン(AC)8つの役割とは?


人との関係で、こんなふうに感じたことはありませんか?

  • なぜかいつも頑張りすぎてしまう
  • 人に頼るのが苦手
  • 相手に合わせすぎて疲れる
  • 本音が分からなくなる

これらは性格ではなく、子どもの頃に身につけた「役割」が影響している可能性があります。

アダルトチルドレンの方は、家庭の中で無意識に役割を担いながら育ちます。
それは、その環境の中で生き延びるための大切な適応でした。

 

ここでは、代表的な8つの役割について、それぞれの特徴と心の奥にある思い、そして大人になってからの影響をわかりやすく解説します。

 

8つの役割

ヒーロー(期待に応え続ける優等生)

【特徴

勉強やスポーツなどで成果を出し、「優秀な子」として期待に応え続けてきたタイプです。

親や周囲の期待、あるいは家庭のバランスを保つために、無意識のうちに「頑張り続ける役割」を担ってきました。

常に高い基準を自分に課し、努力をやめることができません。

 

心の奥

「いい子でいれば愛される」「期待に応えなければ価値がない」という思いを抱えています。

そのため、失敗や挫折への恐れが強く、ありのままの自分を認めることが難しくなりがちです。

 

大人になってから

頑張りすぎて心身ともに疲れてしまったり、達成しても満たされない感覚を抱えやすくなります。

完璧主義になりやすく、自分にも他人にも厳しくなってしまうことがあります。

 


スケープ・ゴート(問題を背負わされた子)

【特徴】

反抗的・攻撃的な態度や問題行動を通して、「問題児」として扱われてきたタイプです。

家族の中で起きている本来の問題から目を逸らすために、無意識にその役割を引き受けてきました。

家族のストレスや不満のはけ口となることで、バランスを保つ役割を担っていたこともあります。

 

心の奥

「自分が悪い」「自分には価値がない」という思い込みを抱えやすい傾向があります。

本当は傷つきやすく、認められたい気持ちを強く持っています。

 

大人になってから

自己否定感の強さから、自暴自棄な行動や対人トラブルにつながることがあります。

依存や衝動的な行動に向かいやすい場合もあります。

 


ロスト・ワン(いないことにされた子)

【特徴】

目立たず、静かに過ごすことで、自分を守ってきたタイプです。

家族の中で波風を立てないように、「手のかからない子」でいることを選んできました。

存在を消すことで、傷つくことや巻き込まれることを避けてきた傾向があります。

 

心の奥

「自分は大切にされていない」「自分は重要ではない」という孤独感を抱えやすい傾向があります。

 

大人になってから

人との距離を取りすぎてしまったり、関係を築くことに諦めを感じやすくなります。

感情や意思を表現することが難しく、孤立しやすくなることがあります。

 


プラケーター(人の心を支える小さなカウンセラー)

【特徴】

家族の中で傷ついている人に寄り添い、慰めたり励ましたりする役割を担ってきたタイプです。

特に親の感情を支える「小さなカウンセラー」のような存在になることも多く、親子の役割が逆転していることもあります。

 

心の奥

「人の役に立たなければ価値がない」という思いを抱えやすい傾向があります。

自分の気持ちよりも、相手の感情を優先することが当たり前になっています。

 

大人になってから

頼られることが存在意義となり、自分の気持ちを後回しにしがちです。

人からの愛情や優しさを受け取ることに難しさを感じることもあります。

 


ケアテイカー(尽くしすぎてしまう世話役)

【特徴】

家事や兄弟の世話、家族のサポートなどを担い、「誰かのために動くこと」が当たり前になってきたタイプです。

幼い頃から責任を背負い、献身的に家族を支えてきました。

 

心の奥

「必要とされることで自分の価値がある」という思いを抱えやすい傾向があります。

そのため、認められたい・感謝されたいという気持ちも強くなりがちです。

 

大人になってから

尽くしすぎてしまい、共依存的な関係に陥りやすくなります。

期待した見返りが得られないと、怒りや不満として表に出ることもあります。

 


イネイブラー(相手を支えすぎてしまう人)

【特徴】

問題を抱えた人を助け続けることで、関係を維持しようとするタイプです。

相手のためを思って行動しているようで、結果的に問題を長引かせてしまう関わり方になることもあります。

 

心の奥

「見捨てられたくない」「嫌われたくない」という不安を強く抱えています。

そのため、無理をしてでも関係をつなぎ止めようとします。

 

大人になってから

問題のある相手に惹かれやすく、離れられない関係に陥りやすくなります。

相手の成長を妨げてしまう関わり方になってしまうこともあります。

 


道化師(空気を明るくするムードメーカー)

【特徴>】

場の空気を和らげるために、明るく振る舞い続けてきたタイプです。

冗談を言ったり、おどけたりすることで、家族の緊張や対立を和らげる役割を担ってきました。

 

心の奥

本当の気持ちを見せることに不安を感じています。

 

大人になってから

本音や感情が分からなくなり、無理に明るく振る舞ってしまうことがあります。

周囲に合わせすぎて、疲れてしまうことも少なくありません。

 


プリンス・プリンセス(期待に合わせて生きてきた人)

【特徴】

親の理想や期待に応えることを求められ、自分の意思よりも周囲を優先して生きてきたタイプです。

まるで人形のように扱われ、「こうあるべき」という枠の中で育ってきた傾向があります。

 

心の奥

「ありのままの自分では受け入れられない」という思いを抱えやすい傾向があります。

自分の感情や意思を持つことに不安を感じています。

 

大人になってから

自分の意思が分からず、選択や決断に迷いやすくなります。

流されやすく、支配的な関係や不適切な関係に巻き込まれてしまうこともあります。

 

どれか一つだけではありません

これらの役割は、ひとつだけに当てはまるとは限りません。
複数の役割を持っている方も多くいます。

そして大切なのは、それはあなたの性格ではなく、これまでの環境の中で身につけてきたものだということです。

 

もう少し詳しく知りたい方へ

ご自身の傾向をより詳しく知りたい方は、セルフチェックをご利用ください。

 

▶アダルトチルドレンセルフチェックはこちら