生きづらさを手放すには

生きづらさを手放すには


1. 今の生きづらさを明確にする

 今、どのような生きづらさを感じているのか。どのような課題(思考・感情・行動のパターン、価値観、思い込み、制限)があるために生きづらいと感じるのか。

 

2. 過去(幼少期)を振り返る

 家族との関係、学校の先生や友達との関係など、過去を振り返りながら、家庭や学校でどんなことが起きていたのか?どのように過ごさなければならなかったのか?何を喪失したのか?どんな気持ちで過ごしてきたのか?何を我慢してきたのか?親に認めてもらうため、傷つかないためにどんな役割を身につけたのか?

 

3. 今の生きづらさに対する過去からの影響を考える

 どのような過去の体験が、今の生きづらさに繋がっているのか?今も過去と似たような場面で同じような感情になることはないか?親の言葉や態度から、どのように考え、どのように行動し、どのような感情で生きていくことを身につけたのか?自分自身にどのように影響しているのか?人間関係にどのように影響しているのか?どのような価値観や信念を親から植え付けられたのか?

 

4. どうなりたいかを明確にする

 子供の頃、その環境で生き延びるために身につけた生き方や役割(早期決断)は、その当時は必要で最良のものであったが、大人になった今、不要であれば今後は持ち続ける必要はないことを意識する。そして、改めて、不要となった生き方、思考・感情・行動パターン、価値観や役割と決別したいかどうか。今までとは違う生き方をしたいと決断した場合、どんな自分になりたいのか。肯定形で明確にする。

 

5. インナーチャイルドを癒す

 本当はどうしたかったのか?本当は何を言いたかったのか?どんな気持ちを抱えていたのか?親にはどのような言葉をかけてほしかったのか?どのように接して欲しかったのか? 子供の頃、我慢したり、誰にも分ってもらえなかった様々な感情(怒り、恐怖、不安、悲しみ、傷ついた気持ちなど)を癒したり、本当はこうしたかった、こうして欲しかったなどの本音を解放。 過去を癒し、解放することで、今となっては不要となった思考・感情・行動パターン、価値観、役割など、過去からの影響や縛られていたものを切り離すことができる。

 

6. 新たな生き方のイメージ、実行

 インナーチャイルドを癒したことにより、新たな思考・感情・行動パターンが構築され、本来の自分らしさを取り戻すことができたので、新たな自分らしい生き方、適切な人間関係を築いていけることをイメージし、日常でまずできそうなことを意識し、実行する。

 

7. 肯定的な側面に目を向ける

 自分らしく生きることにより、親を許すことができる、機能不全家庭に育ったからこそ学べたこと、その経験が活かせる、という肯定的な側面に目を向けることができる。