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ゲシュタルトの祈り

人間関係において、大切にしたいメッセージだなと、

心に留めている詩をご紹介します。

 

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

セラピストのKOHIROです。

 

 

さて、その詩です↓

 

  

「わたしはわたしの人生を生き、

 あなたはあなたの人生を生きる。

 

 わたしはあなたの期待に応えるために生きているのではないし、

 あなたもわたしの期待に応えるために生きているのではない。

 

 私は私。あなたはあなた。

 

 もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいこと。

 しかし、出会えないのであれば、それも仕方のないこと。」

 

最後の2行は、

「もしも縁があって、私たちが出会えるならそれは素晴らしいこと。

 たとえ、出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。」

 

「もし偶然、私たちの心が通じ合うならば、それは素敵なこと。

 たとえ、心が通じ合わないとしても、それは仕方のないこと。」

 

と訳されているバージョンもあります。

 

 

この詩は、ゲシュタルト療法の創始者である

フレデリック・S・パールズが書いた詩です。

 

 

私がこれを知ったのは、もう7~8年前になりますが、

最初に知った時から、ずっと心にあるメッセージなんですよね。

 

人間関係、こんな感じでいいんだなぁと、

肩の力を抜かせてもらいました。

 

 

このブログを読んでいただいている方の中にも、

 

嫌われないようにふるまったり…、

自分を抑えて我慢して周りに合わせたり…、

周りの期待に応えようとしたり…、

人の目や他人の評価を気にしてしまったり…。

 

分かってもらえなくて落ち込んだり…、

相手をコントロールしてしまったり…、

思うようにならない相手にイライラしてしまったり…。

 

といった、

人間関係における悩みを抱えている方は多いかと思います。

 

 

でも、この詩は、

自分を犠牲にすることなく、

相手をコントロールすることもなく、

自分を大切にしつつ、相手も尊重する。

 

自分と相手は一体ではなく、それぞれ。

 

分かり合える人に出会えたら、

それは素晴らしいことだから、

その関係に感謝してしていこ~。

 

たとえ、出会えなかったとしても、

たとえ、分かり合えなかったとしても、

仕方ないよね~、そんなもんだよね~、

って感じで、いい意味で割り切っていこ~。

 

お互いの存在や思いを大切にし合えた上で、

違う部分はそのまま受け容れていけたら、

どんな人間関係も素晴らしいよね~。

 

という感じに私は受け取っています。

みなさんは、どう感じられましたか?

 

分かってもらえなくて、

落ち込んだり、怒りが沸く、などの感情や、

「こうあるべき」というこだわりや執着なんかも、

すーっと手放していけるような詩だと思います。

 

 

特に、 

自分と親、自分と子ども、

夫婦・恋人といったパートナーとの関係など、

 

わたしたちは、身近な人にはつい、

 

親なんだから、

子どもなんだから、

パートナーなんだから、

 

分かってくれて当たり前、

何を言っても許してもらえる、

などなど、

 

他の人に求める以上に、

 

期待をしてしまったり、

依存的になってしまったり、

自分と同一視して、

境界線があいまいになりがちです。

 

でも、この詩に書かれていることは、

どんな関係性においても大切にしたい、

人間関係の本質だなぁと思っています。

 

 

人間関係にしんどくなってしまった時に、

ふと心に寄り添ってくれる言葉の一つになったら嬉しいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました☆

では、また書きますね♪

 

 

 

Neutolerance(ニュートレランス)
愛知県名古屋市のヒプノセラピー(催眠療法)/心理カウンセリング サロン&スクール