心療内科…、カウンセリング…。
そういうものがあるのは知っていたけど、自分には無縁!と思ってました。
でも、今、こうしてセラピストをしているって、不思議ですよね。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
セラピストのKOHIROです。
今回は、適応障害&うつで休職した後、
カウンセリングを受けることになったきっかけについてお話したいと思います。
私が、公務員として勤務していた国立大学(現在は法人化)では、
3年に1回ほど異動があって、40歳の時に異動した部署でのこと。
その時、私が携わったボリュームのある業務は、
規程上、直属の上司2人の承認があればOKで、
その上の上司Aの承認を得なくてもいい案件だったんです。
にも関わらず、
上司Aが自分を無視した!と怒り出しちゃったんですね。
で、一からやり直せ!と。
この上司Aは、かなり威圧的な感じなので、
一回承認している直属の上司2人も、上司Aに逆らえず、
一からやり直すように、と言い出す始末。
組織で働いていると、よくあることかもしれないですが…
この頃の私は、
自分は何も間違ったことしてないじゃん!
今からやり直すなんてありえん!
何言ってんだ、こいつ!
って感じで、理不尽な対応に腹を立てていました。
あ、何言ってんだこいつ!は、言ってないですけど(笑、
こっちは、何も間違ったことはしていない!
むしろ、むちゃくちゃなこと言っているのはそっちだ!
と、自分の正論で真っ向勝負。
今の自分なら、おいおいって思いますし(笑、
そんなことしたら当然こうなるよなという展開も見えますが、
当時は、そんなことよりも、真っ向勝負!
勝負というより、説明すれば、こっちの正しさは伝わるはず、
ぐらいの感覚だったかもしれないですね。
でも、伝わるどころか、火に油を注いじゃってるんで、
予想通り、相手はキレますよね~。
で、謝れ!!となったわけです。
なのに、謝らないんですよね、私…。
相も変わらず、
えっ?私、何も間違ってないですよね?
なんで私が謝る必要があるんですか?
間違ってるのはそっちですよね?
って感じで(笑
こうなると、みなさん、もうお分かりですよね?
上司Aの怒りの炎は、鎮火不可能になっていきます。
そこから、ものすごいパワハラが始まるんですが、
当然、直属の上司2人が守ってくれるわけもなく…。
ほら、言わんこっちゃないって展開になっていきました…。
そんないたたまれない空気の中、
振り出しに戻されてしまった業務をやらないわけにはいかないし、
味方になって一緒に乗り越えようとしてくれている部下にも、
迷惑をかけてしまっている申し訳なさ、情けなさも感じながら、
期日はタイトになるので、毎日深夜まで残業…。
そんな日々が続く中、だんだん追い詰められていったのか、
頭が働かない…、味覚がおかしい…、寝れない…、
などの症状が出てきて。
それでも、身体は動くし、休もうとは思わなかったんですが、
パートナーや先輩などから、休んだ方がいいと促されて、
人生初の心療内科へ行き、適応障害・うつと診断され休職…。
今思えば、休職の原因はこの部署のようにみえて、
それは、きっかけにしかすぎなくて、
元々あるHSPの気質、
アダルトチルドレンとしての生き方、
気づかない内に無理をしてきた積み重ねで、
例えるなら、コップの水が満タンになっている状態だったんですよね…。
そこに、この部署での出来事があって、
いよいよコップの水が溢れる最後の一滴になった…。
って感じなんだろうなぁと。
そして、休職後に、産業医の面談を受けることになったんです。
産業医に、休職することになったいきさつをざっくり話していくと、
それに対して何かコメントをくれることもないまま、
「お父さんとお母さんはどういうタイプ?」と聞かれたんです。
その時は、ん?
なんで親のことを急に聞いてくるんだろう?と思いつつ、
「父も母もこっちの言いたいことは聞いてくれず、
理不尽なことで怒ってくるし、どっちかに責められていると、
もう片方が守ってくれるどころか、2人で責めてくる感じです」
と、答えながら…
ふと、「あっ…、職場と同じだ…」と、口から出てました。
すると、産業医が、「でしょ?」と。
「なので、病院の薬も今は必要だけど、カウンセリングも必要」と言われ、
臨床心理士のカウンセリングも行っている心療内科を紹介され、面談終了。
面談の時間はあっという間でしたが、
幼少期の状況と、職場の状況が被ってる…
と自分で気づいてしまった衝撃はかなり大きくて。
しかも、それを分かってて、
親のことを聞いたであろう産業医の「でしょ?」も衝撃。
20代後半頃に、
アダルトチルドレンだと自覚したにも関わらず、
すでに乗り越えたと思っていたのか、全く忘れていて、
もういい大人だし、親なんて関係ないじゃん、
と思っていたので、とにかく衝撃でした。
で、その衝撃をきっかけに、
カウンセリングを受けることになったんです。
もし、その産業医の一言がなかったら、
薬で表面的な症状は改善していたかもしれませんが、
おそらく、自分の内面や過去と向き合うことはしなかったか、
いずれ向き合うことになったとしても、
もっと時期が遅くなっていたかもしれないですよね。
産業医の面談きっかけで、
カウンセリングを受けることになり、
心理学やいろんな心理療法を学び、
改めて、アダルトチルドレンである自分とも向き合い、
幼少期が今にいかに影響を及ぼすかという仕組みが分かり、
ヒプノセラピーに辿り着き、今のセラピストという仕事に繋がっている…。
なにがきっかけになるか、分からないもんですよね。
でも、必然の流れだったんだろうなと。
そして、そもそも、この上司Aがきっかけで、
休職→面談を受ける流れになったわけなので、
今の私があるのは、この上司Aのおかげでもあるんですよね~。
今なら、この上司Aのことも、
もっと違う視点から柔軟に見ることができますし、
自分の態度や伝え方も、全く違うものになっていると思います。
私もそうでしたが、しんどい真っただ中にいると、
出口がないように思えるかもしれないですが、
後になって振り返ってみたら、
この出来事があったから成長できたな、
この症状のおかげで大切なことに気づけたな、
自分と向き合うことができて生きやすくなったな、
など、
すべて必要だから起きていて、
すごく大きな意味を持つことに繋がっている、
と気づけたりします。
当サロンにお越しくださるクライエント様も、
しんどい出来事、症状、繰り返すパターンなどをきっかけに、
ご自身と向き合っていらっしゃることが多いです。
一人で抱え込まずに、是非ご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
では、また書きますね♪

コメントをお書きください