当サロンのリピーターであるクライアント様(Yさん)の「ヒプノセラピー体験談」をご本人のご承諾のもと掲載させていただきます。
Yさんは当サロンのリピーター様で、インナーチャイルド療法、前世療法共に何度か受けていただいています。
セラピストKOHIROのこと、ヒプノセラピーのこと、セッション内容、受ける前と受けた後の変化、etc…赤裸々にお話しくださいました。
ヒプノセラピーを受けることを考えていらっしゃる方への参考にしてもらいたいというお気持ちから、セッションについての様々な感想を詳細にわたってお話しくださいました。
KOHIRO : ヒプノセラピーを受けるきっかけは何だったんですか?
Yさん : 仕事のストレスや父の介護などで心身共に疲れ果てていた時、整体・マッサージ・ヨガ・気功・瞑想…自分を癒すためにいろいろ試してたんです。どれも一時的には楽になるので、これらを日々の生活に取り入れながら、仕事や介護のしんどさを何とか乗り切っている感じでした。
KOHIRO : 心身共におつらい状況の中、いろいろとご自分でも試されてたんですね。しんどい中、よく頑張られてましたよね。
Yさん : そんな時、ある悩みを抱えて苦しんでいた友人が、ヒプノセラピー受けてとても癒されて感動して、ある意味人生観が変わったって聞いたんです。
KOHIRO : ご友人の方が先に受けてたんですよね。でも「人生観変わった」ってすごい表現ですね。
Yさん : そうなんです。人生観変わるってなかなかのパワーワードじゃないですか(笑)
そこまで感動したって聞くとものすごく興味が湧いてきて…
KOHIRO : 確かにパワーワードですね(笑)
Yさん : 友人はセッション後の変化として。どうしても許せなかった人がいたのに、その人が気にならなくなって、人間関係が楽になったそうです。あとは、元々ネガティブ思考だったのが、いろんな事がポジティブに捉えられるようにもなったみたいです。
KOHIRO : 素晴らしい変化ですね。
Yさん : 視野が広くなって自分が生まれ変わったようにも感じているって言ってました。これってすごくないですか?
KOHIRO : たしかにすごいですね。以前受けていただいたクライアントさんで、セッションを受けた帰り道、視界にモヤがかかっていたのがクリアになって急に明るくなったという方がいらっしゃいました。体感としてそう感じるくらいの衝撃だったそうです。
Yさん : 友人はセラピストさんとの出逢いにとても感謝していました。
そのセラピストさんというのがKOHIROさんなんですけどね(笑)
KOHIRO : そうなんですよね。Yさんはそのご友人からの紹介で来ていただいたんですよね。ありがとうございます。
Yさん : 私も是非そんなセラピストさんにお逢いしたいと思って…
友人がそんなにも変化したというヒプノセラピーというものに半信半疑ながらも興味を持ち、是非自分も受けてみたくなったんです。
Yさん : 心理セラピーというものを初めて受けるので、かなり緊張していたのですが、サロンに迎え入れてくださったKOHIROさんの笑顔が柔らかくてとても優しそうな方だったので安心しました。
KOHIRO : そう思っていただけて良かったです(笑)
Yさん : どんな話も親身になってじっくりと話を聞いてくださり、「寄り添ってもらえている」という安心感があります。
KOHIRO : そう感じていただけて何よりです。
Yさん : 私が話がまとまらない時は、散らかった話をまとめたり軌道修正してくれたり、言葉が見つからなかったりすると、すごくしっくりくる言葉に言い換えてくれたり…とにかく察してくれる感じがすごいので、カウンセリングだけでどんどん癒されるというかヒーリングそのものです。
KOHIRO : 自分の感情や気持ち、喜怒哀楽を言語化というか言葉にするってとても大事だと私は思っているんですね。クライアントさんの表現しづらい想いや言葉にできないニュアンスを少しでも汲み取ってお伝えして、必要であればそれをご自身の言葉として落とし込んでいただけたら、という思いでいます。
Yさん : KOHIROさんは「姐さん!」と呼びたくなってしまうくらい(笑)いい意味でサバサバしているというか、
KOHIRO : (笑)
Yさん : 話していると安心できてすごく心地良いんです。少し低めの落ち着きのある聞き取りやすい声も素敵です。あと、思わずクスって笑っちゃうような面白い表現や喋り方をされる時がちょいちょいあります。
KOHIRO : すみません(笑)
Yさん: いえ、全然っ、そのユーモア交えたお喋りが魅力ということです。
Yさん : 受ける前はまず、催眠に入れるのか?がとにかく不安でした。でもセッション前にしっかりと事前説明をしていただけたので、とても良く理解できて不安なくスムーズに催眠に入れたと思います。
KOHIRO : 最初は不安ですよね。入れなかったらどうしよう…と言われる方は多いです。でも誰でも間違いなく催眠には入れるので大丈夫です!
Yさん : テレビなどで見たことのある催眠術のショーみたいな印象が強かったので、どこか自分が自分じゃなくなるような、コントロールされてしまうみたいなイメージを持っていたんです(笑)
KOHIRO : テレビの影響ってすごいですよね。でもあれはあくまでショーですからね。
Yさん : そうなんですね。たしかにヒプノセラピー(催眠療法)は全然違うものでした。自分の意識もしっかりとしているし、声も出るし、話もちゃんとできるんですよね。
KOHIRO : セラピストにコントロールされて無理やり言わされるようなことは絶対にありません。ご自分の意志で例えば良いことは良い、嫌なことは嫌、Yes、Noをはっきり伝えることができます。
Yさん : 無理やり言わされたりだとか、これを言わなくちゃ、みたいなことはまったくなく、逆に自分の思いもしない本音がポロポロと口をついて出てくるような感覚でした。
喜怒哀楽をより強く感じるというか、いろんな感情が素直に出せてしまえる不思議な感じなんです。
KOHIRO : それこそが潜在意識です。
Yさん : 「普段から催眠には出たり入ったりしている」と最初にKOHIROさんに説明していただいたとおり、催眠って、普段の生活のすごくリラックスして集中している感じとまったく同じですね。
KOHIRO : そうですね。日常生活で毎日誰でも無意識に催眠状態にはなっているんです。音楽聞いたりだとか、テレビや映画を見ている時、本を読んでいる時とか、運転している時とか、ドライヤーをかけたりしている時なんかもいわゆる催眠状態かもしれません。ボーッと何かに集中している感じだけど、声をかけられたら我に返って「あ、今すごく没頭してたな、入り込んでたな」そんな感じです。
Yさん : 催眠中はとにかく穏やかでリラックスした状態って感じです。眠りにつく一歩手前の気持ちよくまどろんでいるようなのが催眠中ずっと続くみたいな…。
KOHIRO : とても上手に催眠に入っている証拠ですね。
Yさん : それに身体も硬直しているわけではなくて、動かすこともできるんですよね。
一度お手洗いに行きたくなった時に、KOHIROさんに伝えて一旦催眠を解いてもらって、もう一度催眠に入れ直してもらったこともありました。
KOHIRO : はい、生理現象は催眠下でも我慢せず、伝えていただいて正解です(笑)
Yさん : リラックスして安心して、守られた空間の中で自分の感情を素直に出せて、過去の想いも今の想いも癒されて浄化されて…私にとってヒプノセラピーって、心のマッサージというか、究極のリラクゼーションって感じですね。
KOHIRO : 素晴らしい表現ですね!
Yさん : 私は、今現在の悩みがあって、最初受けに来たわけですけど、カウンセリングで話していくうちに、いろいろ自分の気持ちが整理されて、問題の根源が幼少期にあるという事に気付いたんです。それで最初インナーチャイルド療法受けたんですよね。
KOHIRO : はい、そうでしたね。
Yさん : たとえば、カウンセリングではまったく話してもなかった子供の頃の家庭でのしんどい出来事があったんです。セッション中に子供の感覚に戻ったことで、その忘れていた出来事を急に思い出して、その時の感情がブァーっと蘇ってきて本当に驚きました。子供の感情でその時感じていた気持ちを素直に親にぶつけたんですね。言葉がどんどん溢れ出して自然と泣けてきて、最後は泣きながら訴える感じになりました。ほんと号泣でしたね。そしたら不思議とスーッと癒されていくような感覚になりました。
KOHIRO : それこそがヒプノセラピーの醍醐味なんですよね。顕在意識では忘れているような事も、実は潜在意識の中ではちゃんと覚えていたって事なんです。例えば悲しい事とかしんどい事があった時、その感情を持ち続けているのってつらいですよね。そのつらい感情を解放したりクリアにできないまま潜在意識の奥底に隠すというか仕舞い込んでしまうと、それが大人になってもくすぶり続けていると、いろんな生きづらさとなって弊害が出てきてしまう訳です。なので、催眠下でその時の子供の感情を追体験することで、くすぶっていた感情を解放してクリアにすることができると、今現在の自分がとても生きやすくなるんです。
Yさん : 私の場合、くすぶっていた感情を解放できたってのがすごく大きいです!まわりの人から「いつまでも過去のことを引きずってないで、未来に目を向けた方がいいよ。」とか言われてたんですね。もちろんそれは頭では理解できるんですけど、私の中では過去を清算しないと未来に意識を向けることなんかできなかったんです。あまりにも人に傷つけられた経験があったので、その悲しかった苦しかった想いがどうしても消せなくて、長年モヤモヤくすぶっていたんです。無意識的に、人を恨む気持ちがドス黒い感情として溜まり過ぎていたっていう感じでした。
KOHIRO : 理不尽だったとしても、たとえ仕方がなかったとしても、人から言われた心無い言葉や受けたダメージ、傷ついた経験ってずっと消えないですよね。悲しかった想い、苦しかった想い、許せない想いがずっとしこりとなって残り続けます。そこに蓋をしたまま未来だけを見るって難しいと思うんです。だから一度封印した苦しい想いを昇華させるために、前に進むために恨んでみるっていうのも大切なんじゃないでしょうか。
Yさん : 人を恨むことにはどうしても罪悪感を感じていたのですが、「自分を解放するには、自分の未来のためには、セラピーの中で恨み切る作業が必要だったんだ!」と思うと救われますね。ヒプノセラピーを受けてみて、私だって血が通った人間でちゃんと感情もあるんだから、人に何を言われても何をされてもいいわけじゃない。自分を侵されたらちゃんと抗議する権利だってあったんだ!ってようやく気付かされた感じでした。それが結果自分を守ることになるんだと思えるようになりました。
いろいろなテーマで何度か受けました。
【父】
今はもう他界したのですが、インナーチャイルド療法を受けた時は、まだ存命中でした。
私は父には複雑な感情を抱いていて、関わるといつもケンカになるので、大人になってからは、なるべく距離をとっていました。
父は家庭の中では絶対的権限を持ち我儘三昧、他人には優しいところもあるのですが、常に社会や起きた事象や誰かに怒りを向けたり、物事を否定することで、自分を鼓舞しているような人でした。
常に苛々し、ネガティブな考えに支配され、周りに怒りのエネルギーを巻き散らす父の姿を見るのは、子供心に辛かったです。
優しいところもあるけど少し変わりもの、自分の意見は絶対、人の意見に耳を傾けない、瞬間湯沸かし器みたいに突然怒り出す・・・そんな人でした。
大体いつも機嫌が悪い人だったので家族はいつも怯えていました。
☆インナーチャイルド療法での場面
・現在会社で自分が苦手な人に叱責されている場面のイメージから、幼少期に父から叱られている場面に入りました。
☆効果
父に怯え、支配されるが故に、大人の今の自分が父と似たような人とばかり出逢い、ターゲットにされて攻撃されていた事に気付きました。
現在の大人の私から当時言えなかった想いを父に向け代弁してもらいました。
父と対峙し、想いを吐き出し、父から支配されないで自分の人生を生きると宣言したことで、自分軸で生きていいんだ!と思えるようになりました。
【母】
父とは再婚し、ずっと専業主婦をしていましたが、料理も片付けも苦手な母でした。
家事ができないことを父から責められ、いつも泣かされていました。
「離婚して実家に戻ってからずっと居場所がなくて体裁が悪かった。そんな自分をもらってもらったからお父さんには感謝している。」
それが口癖で、父に怯えながらも再婚の負い目から父には絶対服従でした。
子供に対しては優しい母で、父が怒り始めた時はいつもかばってはくれるのですが、守ってはくれないというか、最終的には父には逆らえない人でした。
☆インナーチャイルド療法での場面
・幼少期、家で一人で遊んでいる時、父と母が口論になっているのを遠巻きに見ている場面。
☆効果
母が前の結婚での「負い目」や置いて来た子供へ「罪悪感」を抱いていた事、その「罪悪感」が根源となって父・私・弟との現家族での問題に繋がっているのでは、と思えた事からいろいろと腑に落とせました。
【弟】
病弱だった弟は入退院を繰り返していました。
母は弟にかかりっきりで面倒を見る一方で、父は、弟が病弱な事、治療費でお金がかかる事で母を責めるだけで弟自身には無関心。
弟は自分のせいで両親に迷惑をかけ不仲になっていると感じながらも、本当の意味で自分の病気に理解を示してくれない事でフラストレーションを溜め続けました。
成長するにつれて両親に何も期待しなくなり、思春期から次第に父とは折り合いが悪くなり、父の晩年まで、冷戦と激しいぶつかり合いの繰り返しでした。
私は、父と弟の板挟みで長年悩んできました。
☆前世療法を踏んでからのインナーチャイルド療法
最初入ったのは、不治の病を抱えた病弱な子供でした。時代と環境、経済的な理由から治療もできないまま亡くなってしまった少年の人生、そこから現代の自分の幼少期の自分と弟との場面に転換しました。
☆効果
病弱な弟に遠慮して、自分の本音を押し殺して、いい子を演じていた幼少期の自分に気づけた。
弟に遠慮して、自分の人生を生きる・楽しむ事への罪悪感があったことにも気づけた。
弟とのやり取りの中で、弟への本音の想いを伝えることができました。
父と弟の確執は双方の問題であって、私自身の問題ではないと問題を切り離して考える事ができたことで、すごく楽になりました。
前世を生きた自分からのメッセージ
・古代ギリシャの歌姫・・・自分の好きな事、やりたい事をやってもよい。
・第一次世界大戦下南方で戦う日本兵・・・極度のストレス化で感じたから、恐怖体験となってしまっている。その時感じた感覚は現在のものではない。なるべくストレスを減らす生き方を模索すればいい。
・アジアの南の島のセラピスト・・・今の自分の小さな幸せをもっと感じて生きて。
・平安時代の貴族の子女・琵琶奏者・・・新しいことも身に着ける労力よりも、得意分野を活かすことに努力を重ねれば、更なる自信につながる。
・昭和初期の病弱で貧しい家庭に育った少年・・・自分の意志ではどうにもならない時代・環境だったけど、あなたは自分の意志でどうとでも道を切り開ける。
・南北時代アメリカの奴隷女性・・・自分を押し殺すことが美徳ではない。声に出して伝えないと何も変わらない。
・ビルマの修行僧・・・事なかれ主義も一つの選択肢。自分を守るために必要な知恵ではあるが、声をあげることで人生好転するかもしれない。
Yさん : 私の場合、何度も受けていますが、今現在の様々な悩みや問題の原因となるいろんな場面に行って、一つ一つ向き合ってクリアにして来れてる実感があります。今でも不定期ではあるんですけど、その時の悩みや問題に応じてセッションを受けています。そうすると自分の心の浄化ができてとても楽になるので、本当に心のマッサージなんです(笑)
KOHIRO : Yさんの様に何度も受けていただいていると、最初の頃はとてもお辛い状態でのセッションから始まりましたけど、徐々に問題をクリアにされてきて、今では過去を癒しながらも、その癒しを未来に向けての理想の自分に昇華されていて凄いなって思います。ヒプノセラピーによって潜在意識を味方につけて、より良い未来に繋げていらっしゃいますよね。
Yさん : その時の問題によって両親、兄弟、人生で関わったいろんな人やシチュエーションでのセッションをしてきて、一つずつゆっくりとクリアになってきたなって実感はありますね。バリアを張って生きてきた自分ですが、だんだんと自分の凝り固まった価値観もほぐれてきて、人も自分も信じることができるようにもなりました。最初に受けに来た時に感じていた生きづらさって何だったんだろうって思うくらい、今は毎日が軽やかで楽しくて、あんな事もこんな事も挑戦してみたいなって欲が出てきました。
KOHIRO : 人間、癒し切るっていうのは難しいのかもしれませんが、自分ととことん向き合って、頑張ってきた過去の自分を褒めてあげて、今の自分を労わって大切にしてあげる事で、自然と自分軸で生きられるようになっていくのかもしれませんね。
Yさん : 自分軸って本当に大事ですよね。徐々に人生好転してきているなって実感できています。ヒプノセラピーに出逢えてKOHIROさんに出逢えて本当に良かったと思ってます。少ししんどくなったらKOHIROさんのところに行けばいいって思える場所があるのってすごく大きいんです。私にとってneutoleranceはしんどい時の駆け込み寺というかパワーチャージできる大切な場所です(笑)
KOHIRO : ありがとうございます。是非、必要な時は駆け込み寺としてneutoleranceをご利用くださいね(笑)