Q.自分は、催眠にかからないタイプだと思うのですが?
A.
催眠に入れない人はいません。催眠はすべて自己催眠であり、とても自然な状態で、日常生活で誰もが体験している状態です。
例えば、読書やスポーツなど何かに集中している状態、映画やドラマの世界に浸っている状態、電車に乗っている時などにボーッとしている状態、お風呂に入っている時などのリラックスしている状態なども催眠状態です。
人は1日に何度も自分の力で催眠に出たり入ったりしています。催眠の入りやすさやどれくらい深く入るかは個人差がありますが、催眠にかからないということはないので、安心してください。
Q.催眠中に眠ってしまうことはないのでしょうか?
A.
疲れが溜まっていたり、睡眠不足な場合は眠ってしまうこともありますが、そもそも、催眠と睡眠は全く別物です。睡眠は、脳も休んでいるため意識がない状態です。
一方、催眠は、意識がはっきりしていて、リラックスと同時に集中力がある状態です。
目を閉じて行うため、眠っているように感じるかもしれないですが、脳まで休んでいる睡眠とは違います。
Q.意識がなくなって、意思が奪われたり、言いたくないことを言わされるのではないでしょうか?
A.
催眠に入っても意識(顕在意識)はあるので、自分の信念や倫理観が受け入れられないものであれば、拒否できますし、自分をコントロールできるので、意思が奪われることはありません。
出来ないことを無理矢理させられる、言いたくないことを言わされる、ということはありません。
当然、ご自身の秘密を守ることもできます。潜在意識がOKを出したことしか言わないし、やらないので、安心してください。
Q.催眠から抜けられなくなるのではないでしょうか?
A.
催眠はすべて自己催眠なので、必要があればいつでもご自身の力で催眠から抜けることができます。
催眠状態の時もずっと意識はありますので、何も働きかけをせずに15分以上いると自然に催眠から覚めてしまいますし、セラピー終了時には、すっきりと催眠から覚めるよう働きかけをしますので、催眠状態から抜けなくなることはあり得ません。ご安心ください。
Q.イメージすることが苦手なのですが?
A.
イメージというと、映像・姿・形など「見える」状態を思い浮かべるかもしれません。これは、視覚タイプの人のイメージの仕方です。
その他、音や声など、聞こえるものでイメージする聴覚タイプの人もいます。
そして、もう一つが、感情や体の感覚でイメージする感情・感覚タイプです。このタイプの人は、映像で見えにくかったり、見えなかったりするため、催眠に入っていないのではないかと不安を感じる人もいます。
しかし、「こんな気持ちを感じる」「~のように感じる」、「なんとなく~」、「~かもしれない」という感覚で受け取ることもイメージできていることなので安心してください。
どれか一つのタイプが強い場合もあれば、複合的にイメージする場合もあります。
Q.家族・パートナー・友人などにヒプノセラピーを受けさせたいのですが?
A.
ヒプノセラピーは、ご自身の内面と向き合うセラピーです。そのため、ご本人が積極的にセラピーを受けたいという意思が大変重要になります。
ご本人が現状を理解し、乗り越えていきたいという、自発的・主体的に取り組む意思があってこそ効果に繋がっていきます。
ご本人に受けたい意思がない場合や、ご本人以外の方からのお申し込みは受け付けておりませんのでご了承ください。
Q.家族・パートナー・友人などが受けるヒプノセラピーに同席はできますか?
A.
セッション中は、リラックスし、集中していただく環境が必要となります。
また、どれほど親しい間柄の方であっても、セッション中のプライバシーは守られる必要があります。
付き添いの方が同席していることで、集中できない、本当のことを言えないなど、セッション自体に影響が及ぶ可能性がありますので、同席はご遠慮いただいております。ご了承ください。
Q.ピプノセラピーを受ければ、問題が解決しますか?
A.
ヒプノセラピーは、魔法でもなく、万能でもありません。問題を解決するのはクライアント様ご自身です。
そのためには、クライアント様がご自身の課題や内面と向き合おうとする積極的な意思や、セッションを受けた後、日常生活にどう活かしていけるかが大切になります。
セラピストは、クライアント様が悩みから解放されたり、生きやすくなるよう、催眠状態で潜在意識に働きかけるお手伝い、解決の糸口やヒントが見つかるよう寄り添いサポートをしていきます。
Q.ヒプノセラピーの効果が得にくい人はいますか?
A.
・ヒプノセラピーを受けたい意思がないのに、家族などに受けるように言われて来られた方
・自分自身が変わろうとするのではなく、周りの人や社会が変わってくれればという意識の方
・自分で問題を解決するために必要な場面と向き合いにいこうとするのではなく、セラピストが必要な場面を見せてくれて、指示を出してくれることで解決できると思っている受け身な方
以上の方は、催眠に入っても、効果が得にくい場合があるので、ヒプノセラピーは行わず、カウンセリングのみとさせていただく場合がございます。
その他、発達障害の診断を受けている、または自覚がある方も、その特性の種類や強さによっては、カウンセリングのみとさせていただく場合がございます。